Ⅱ クリスマスボックス(応用課題)
様々な形状のブロックを運び,壁の穴にはめ込むことで壁に描かれたデザインを完成させる。壁の穴にはめ込んだブロックの合計得点で順位を決める。
Ⅱ-1 競技コース
競技フィールドの概要図を図1に示す。(フィールド内の壁の数,また壁の穴の数は変更になります。確定し次第,本サイト上でお知らせします。)
図1 クリスマスボックス競技フィールド概観
- 競技中,チームメンバーはフィールド内,およびフィールド外において相手チーム側に入ってはならない。
- 競技開始前,スタートゾーンにロボットを設置する。スタートの合図があるまでロボットはこのゾーンの上空を含めて出てはならない。
- ブロック置き場を図2に示す。ブロック置き場は競技開始前に,チームメンバーが設置場所を決める。ただし,ブロック置き場の一辺がスタートゾーンに接触するように設置しなければならない。

図2 ブロック置き場(100 x 100 x 10 mm,アクリル(予定))
- フィールドに設置された壁には穴が開いており,穴は貫通している。穴のどちら側から入れても得点になる(得点については,Ⅱー3競技の進行を参照)。
Ⅱ-2 ブロック・壁について
使用するブロックを図3に示す。ブロックの種類は4+1種類あり,横幅が 55 mm 程度である。(ブロックの寸法はこちら)

図3 ブロック(4種類)
また,自フィールド(相手フィールド)の壁を図4、中央の壁を図5に示す(壁,穴の数と配置は変更になります。寸法とあわせて後日掲載予定)。また、中央壁の「?」に入るブロックの+1は本番でのお楽しみ。

図4 自フィールドおよび相手フィールド内の壁( 予定)
Ⅱ-3 競技の進行
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審判の指示で競技の準備を始める。
① |
副審によるロボットのチェック(モーター,ギヤボックス,電池等)を受ける。 |
② |
スタートゾーンにロボットを設置する。 |
③ |
スタートゾーンにブロック置き場の一辺が完全に接触するように設置し,ブロックを1つ置く。 |
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競技の開始
副審が両チームのロボットの設置状態等に問題がないことを確認後,主審の合図で両チーム同時に競技を開始する。競技時間は3分とする。
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競技の流れ
① |
ロボットを操作して,ブロックを自フィールドの壁,または中央の壁まで運び,同じ形状の穴にはめ込む。 |
② |
ブロック置き場からロボットによってブロックが取り去られたら,次のブロックを1つだけ置くことができる。このとき,ブロックは手をはなして静止するように置く。また,ブロック置き場からブロックが出てはならない。 |
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得点について
● |
ブロックを自陣の壁,または中央の壁の同じ形状の穴にはめ込む。ブロック側面の線が完全に見えなくなるまで(2/3以上)ブロックを押し込むと得点となる。ただし,壁の反対側へブロックの1/3以上出てしまった場合は得点とならない。 |
● |
中央の壁で,相手チームが入れたブロックで得点として認められたものを自チームのロボットまたはブロックで押し出してはならない(押し出したとしても自チームの得点にはならず,また相手チームの得点も有効のままとする)。ただし,得点として認められていないブロックは押し出したり,引き抜いたりしても良い。 |
● |
中央の壁において相手側から1/3以上押し出されたブロック(得点として認められていないブロック)は,引き抜いても良い。ただし,2/3以上ブロックを押し込んでしまった場合は,相手側の得点となる。 |
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競技の終了
すべてのブロックを壁にはめ込む,または,3分経過したら競技を終了する。壁にはめ込まれたブロックの数で得点を算出する(穴ごとに点数を変える予定です。配点が決定し次第お知らせします)。
Ⅱ-4 リトライについて
ロボットの不調,障害物への衝突等により競技続行が不可能になったと選手が判断した場合,選手は審判に「リトライ」を申請することができる。審判によりリトライが認められた後,選手はロボットをスタートゾーンに移動し(手でロボットに触れてよい),任意のタイミングで競技を再開することができる。ただし,以下の点に注意すること。
- リトライが認められた後もタイマーは停止しない。
- 審判にリトライが認められるまでは,ロボットに手で触れてはならない。
- 直前まで操作していたブロックはそのままフィールドに残す。
- リトライが認められた場合もブロックには手で触れてはならない。ただし,ロボットがブロックを持ったまま動作不能になった場合は,ロボットからブロックを(手で)取り外し,おおよそ同じ場所,同じ姿勢でブロックをフィールドに置く。
Ⅱ-5 注意事項
- フィールド,ブロックを破壊してはならない。
- ブロックに手を加えてはならない。
- 競技が開始されたらブロック置き場を移動してはならない。
- ロボットを用いる以外の方法でブロックを移動してはならない。
- ブロックを相手フィールドに投げるなどして相手の妨害をしてならない。
- フィールド外に落ちたブロックは無効とする。
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