ご挨拶

近年,若者には理工系離れの傾向があり,理工系高等教育機関への進学や科学技術への関心の低下など,将来の工業技術者の確保が懸念されております。そのため,中学生にモノづくりの体験をすすめ,若いときから科学技術への興味を抱いてもらうことが重要であると考えております。

本校では,「創造性豊かなモノづくり教育」として福島県の中学生を対象としたロボット競技会を平成13年度より継続して実施しており,今回で16回目を迎えます。この大会では他中学校間での生徒の交流も重要視しており,モノづくりを通した創造性の向上や人間力の育成には貴重な出会いの場となっております。これまでの競技会には福島市・郡山市・いわき市・岩瀬郡・双葉郡から多くの生徒が参加しています。選手・応援団・観客等を合わせると250名を超え,熱気あふれた声援の中で実施されており,県大会に相応しい競技会となっております。

この競技会は本学が主要部品を中学校に提供し,A4用紙サイズ以内のロボットを作製して基本競技と応用競技の2種類を実施するものです。今年度の競技内容は以下の通りです。

  1. 基本課題(スラローム競技)

    8 mの直線コース内に置かれた障害物をよけて走行し,ゴール終了時の走行タイムで順位を決めます。

  2. 応用課題(クリスマスボックス)

    様々な形状のブロックを運び,壁の穴にはめ込むことで壁に描かれたデザインを完成させます。壁の穴にはめ込んだブロックの合計得点で順位を決めます。

同一のロボットで課題に取り組み,その合計得点で総合優勝を決めます。

これまでに本競技会に参加した生徒のアンケート調査では,1・2年生の73 %が来年も参加したいと考え,「他のチームのアイデアにすごくて感心した」,「自分たちのチームの考えはツメが甘かった」,「目標が“高専入学”+“ロボコン参加”だから」等と記載しています。モノづくりは体験的実践教育で思考力・行動力・表現力など人間力の育成に必要な要素を多く含んでおります。多数の生徒さんにご参加いただければ幸いです。